岐阜県内唯一のリニア中央新幹線駅の整備が続く中津川市は、中心市街地でもあるJR中津川駅前にどのような特徴を持たせてまちづくりを進めていくべきか、模索を始めている。リニア岐阜県駅(仮称)が同駅でなく、隣のJR美乃坂本駅の隣接地に造られるからだ。市の玄関口がリニア駅と中津川駅の二つに増える中、旧中山道の宿場町から続く中津川駅前の活性化をどう図っていくのか-。先月には官民連携で、10年後の中心市街地のまちづくりを戦略的に考える「シン・宿場町推進協議会」が立ち上がり、中津川駅前の未来に向けた議論が始まった。
「大前提として、10年後の人口規模を...