【ナイロビ共同】アフリカの島国マダガスカルでクーデターを起こした軍幹部のランドリアニリナ大佐が17日、暫定大統領に就任した。ロイター通信が報じた。軍主導の政府を樹立するとみられ、国際社会からのさらなる反発は必至だ。大統領だったラジョエリナ氏は旧宗主国フランスの軍の支援で国外脱出したとされるが、居場所は不明。

 ランドリアニリナ氏はこれまでに、民政への「最大2年の移行期間を設け、選挙を実施する」と主張している。アフリカ連合(AU)や国連は選挙を伴わない政権交代に懸念を表明。AUは15日、マダガスカルの加盟資格を停止した。