【ワルシャワ共同】ポーランドの首都ワルシャワで開かれている「第19回ショパン国際ピアノ・コンクール」の決勝に当たる本選が18日、始まった。20日までの3日間で、最終審査結果は20日深夜(日本時間21日朝)に判明する予定。愛知県大府市出身の進藤実優さん(23)が19日、東京都出身の桑原志織さん(30)が20日に演奏する。
前回の2021年に続いて日本人2人が本選に進んだ。進藤さんは前回、3次予選まで進みながら本選進出を逃しており、雪辱を果たした。
桑原さんは今年5月、ショパン・コンクールと共にクラシック音楽の世界三大コンクールの一つとされるエリザベート王妃国際音楽コンクール(ベルギー)のピアノ部門で決勝に進出した実力者。19年のブゾーニ国際ピアノコンクール(イタリア)でも2位に入った。
今年のショパン・コンクール本選は計11人で争われる。国別では中国が最多の3人、日本と米国はいずれも2人、地元ポーランド、ジョージア、マレーシア、カナダはそれぞれ1人が進んだ。