自民党の高市早苗総裁が憲政史上初めて女性として首相の座に就いた。男性中心だった日本政界の常識を変えられるとの期待が高まる一方、女性の閣僚起用は2人にとどまり、過去最多の5人に遠く及ばなかった。今後、女性活躍や女性議員増にどう取り組むか、首相の手腕が問われる。
日本ではこれまで小池百合子東京都知事、野田聖子元総務相、上川陽子元外相が自民総裁選に挑んできたが、「ガラスの天井」は破れなかった。海外では女性リーダーは珍しくない。
首相は総裁選で、閣僚や党役員人事に関し「今までより、はるかに多くの女性からも選んで活躍してもらう」と強調していた。