高病原性鳥インフルエンザの発生を防ごうと、NTT東日本グループは21日、野鳥を鶏舎から遠ざけるレーザーを搭載したドローンのデモフライトを千葉市で報道陣に公開した。カラスなどの野鳥を刺激して忌避行動を促す効果が期待できるといい、上空からウイルス侵入リスクの低減を狙う。
同グループによると、餌と誤認させる赤色と、視覚の痛点を刺激する緑色のレーザーが、ランダムに回転しながら約30メートル先まで照射される。人体への影響はないという。ドローンはカメラ付きで、自動航行もできる。
本体や充電器、使用方法の講習などを入れて約330万円で導入できる。千葉県では補助金も出る。