発行:2025年10月23日
ファルケンモータースポーツチームが「ニュルブルクリンク耐久シリーズ」
最終戦優勝をワンツーフィニッシュで飾る
住友ゴムグループのファルケンタイヤヨーロッパは、10月11日にドイツで開催された「ニュルブルクリンク耐久シリーズ(正式名称:NÜRBURGRING LANGSTRECKEN SERIE)」の最終戦4時間耐久レースに参戦し、最高峰クラスのSP9 PROにおいて、「Porsche 911 GT3R」4号車が優勝、3号車が2位に輝きました。今季通算5勝目をかざると共に、NLS Speed-Trophy部門でもチャンピオンに輝きました。
4号車のレースの様子
優勝・2位を決め、表彰台で喜ぶドライバー達
(右から優勝のドリアン・ボッコラッチ選手/ニコ・メンツェル選手、
そして2位のジョエル・シュトルム選手)
最終戦となるNLS第10戦の予選では、FKモータースポーツの2台はポールポジションを獲得すべく攻略に挑みましたが、度重なるコース上の渋滞と追い越し禁止のイエローフラッグによってスピードを伸ばせず、3号車は5番手、4号車は7番手からのスタートポジションとなりました。
午後に行われた決勝レースではスタート直後からファルケンモータースポーツの2台は目を見張るダッシュを見せ、瞬く間に先頭集団へと浮上しました。
その後、4号車は他車との接触によりフロントバンパー交換を余儀なくされ、一時的に順位を落としましたが、僚友の3号車はスリックタイヤを装着しながらも滑りやすいウエットコンディションの中で高いグリップ力を発揮し、激しい先頭争いを繰り広げました。
中盤には霧が立ち込める難しいコンディションとなり、レインタイヤへの交換も行われる中で、3人のドライバーはいずれもミスなく周回を重ねました。4号車の目覚ましい追い上げにより、レース中盤にはファルケンポルシェによる1-2体制を確立。その後も盤石のレースコントロールでチームとして今季5勝目を挙げ、3位の車輌に対して5分50秒もの差をつけ、ワンツーフィニッシュで有終の美を飾りました。
さらに、ニコ・メンツェル選手は3号車・4号車の両マシンをドライブするダブルエントリーの活躍が高く評価され、レース後には「Driver of the Race(ドライバー・オブ・ザ・レース)」に選出されました。
今シーズン、チームは5勝(うち4回がワンツーフィニッシュ)、12回の表彰台、2回のポールポジションを記録。その結果、NLS Speed-Trophy部門を2年連続で優勝しました。
今回の結果は、ファルケンタイヤが有する卓越したパフォーマンスと耐久性、そして揺るぎない信頼性を改めて示すものとなりました。
当社では、モータースポーツ活動を研究開発の場として積極的に活用しています。ファルケンモータースポーツチームとの協業のもと、自動車の車輪速解析技術を応用した、独自のセンサーレスセンシング技術「センシングコア」の実証試験を、ニュルブルクリンク耐久シリーズにて実施しています。
現在は、レース中のタイヤ内圧変化を早期に検知するシステムの開発に取り組んでいます。
※FALKENが「ニュルブルクリンク耐久シリーズ」のNLS Speed-Trophy部門でシリーズチャンピオンを獲得
(2024年11月27日発行リリース):https://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2024/sri/2024_082.html
■ニュルブルクリンク耐久シリーズ概要
ドイツのニュルブルクリンクを舞台に行われる耐久レースシリーズです。年に1度だけ開催される24時間耐久レースとは異なり、各レース4時間から6時間で行われています。 車両メーカーやタイヤメーカーは、24時間レースでの勝利を目指すためのテストフィールドとしてこの「ニュルブルクリンク耐久シリーズ」を活用し、多くの有力チームが参戦しています。レースに使用されるコースは24時間耐久レースとほぼ同等の一周で約25㎞。約170のコーナー数に、高低差およそ300m、コース幅は狭く、そして路面は波打ち滑りやすい過酷この上ないサーキットです。
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