栗きんとん用として期待される新品種のクリ「えな大豊」=23日、県庁

 岐阜県中山間農業研究所中津川支所は、クリの新品種「えな大豊(たいほう)」を開発した。果肉の質や色が良く、岐阜の銘菓で知られる栗きんとんの加工に適しているのが特徴。2006年から育成を進めており、本年度内に農家へ苗木を販売できる段階までこぎ着けた。

 支所によると、9月中下旬に収穫できるわせ品種。恵那、中津川など県内の産地で多く栽培される主要品種の「丹沢」や「筑波」に比べて...