28日、ブラジル・リオデジャネイロで、警察に拘束された犯罪組織のメンバー(ロイター=共同)

 【サンパウロ共同】ブラジル南東部リオデジャネイロで28日、警察が犯罪組織に対する大規模な掃討作戦を実施した。銃撃戦となり、少なくとも60人が死亡した。リオでは警察と犯罪組織の衝突が頻発しているが、地元メディアは「過去最悪の死者数」と伝えた。

 現場はガレオン国際空港近くにあるリオ北部のスラム。州政府は「史上最大の作戦」として麻薬密売の取り締まりなどを目的に実施、組織幹部ら80人以上を拘束した。しかし犯罪組織が反撃して各地で銃撃戦に発展した。