厚生労働省=東京・霞が関

 厚生労働省は31日、全国約3千の定点医療機関から20〜26日の1週間に報告された新型コロナウイルスの新規感染者数が計8665人だったと発表した。1機関当たりの感染者数は2・25人。前週比0・88倍で6週連続の減少となった。同じ時期のインフルエンザの新規感染者数は2万4276人で、1機関当たり6・29人。前週比1・93倍で、増加が続いている。

 インフルエンザは3日に今季の流行入りが発表された。都道府県別の1機関当たりの感染者数は、沖縄の19・40人が最多。埼玉、千葉、東京、神奈川も注意報レベルとされる10人を上回った。

 新型コロナは、愛媛の4・92人が最多で、宮城4・69人、新潟4・29人が続いた。少なかったのは福井1・10人、大阪1・29人、島根1・35人などだった。