初当選が確実となり、支持者に祝福される篠田啓介氏=2日午後8時35分、美濃市段町、選挙事務所(撮影・堀尚人)
篠田啓介氏

 現職の辞職に伴う美濃市長選は2日投票、即日開票され、元市総務課長の篠田啓介氏(54)が、元市議の渡辺暁典氏(51)=自民推薦=、IT会社役員の宮島大輔氏(39)との無所属新人3人による争いを制し、初当選を果たした。
 3期11年余り市長を担ってきた武藤鉄弘氏(72)が来年1月の任期満了を待たず10月末での引退を表明したことから前倒しでの実施に。篠田氏は、武藤市政からの路線変更が必要として「対話から始める市政改革」を掲げた。31年間の市職員としての経験をアピールする一方、「無駄をなくし、子育てや福祉など市民サービスを充実させる」と訴え、幅広い支持を得た。
 渡辺氏は、市議や会社経営者としての実績を訴え、武藤氏からの支援や自民の推薦を得て組織戦を狙ったが、及ばなかった。宮島氏は支持が広がらなかった。
◆開票結果(選管最終)
当 6,617 篠田啓介 無新
  3,013 渡辺暁典 無新
     155 宮島大輔 無新   

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