【北京共同】北京市の高級人民法院(高裁)は13日、日本人外交官に情報を提供したなどとしてスパイ罪に問われた中国共産党系主要紙の元幹部、董郁玉氏の上訴を棄却し、懲役7年の一審判決を支持した。中国は二審制のため判決が確定する。関係者が明らかにした。
董氏は無罪を訴え、金杉憲治駐中国大使が「日本大使館はスパイ組織ではない」とした書簡を提出したが、高裁は証拠として認めなかった。
董氏は光明日報の元論説部副主任を務め、日本を含め各国の外交官やメディア関係者と交流を持つなど著名な改革派知識人として知られる。









