【北京共同】北朝鮮・平壌のニュータウン、和盛地区に最近開業したゲームセンター「和盛コンピューター娯楽館」が欧米製のゲームを導入し、活況を呈している。海外の文化流入を制限する北朝鮮で、中国製以外のゲームが利用されているのは異例。連日、大勢の客が訪れているという。
娯楽館を訪れた中国人らによる交流サイト(SNS)への投稿で判明した。「コール オブ デューティ」や「カウンターストライク」、「FIFA」などの人気ゲームがあり、館内のみのネットワークに接続して遊べる。
最新作ではなく旧作が多い。利用料金は1時間2ドル(約310円)。館内では写真撮影のほか、北朝鮮風ではないユーザー名の使用、喫煙、ギャンブルを禁じている。
平壌に記者が駐在している在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の機関紙「朝鮮新報」によると、娯楽館は8月に開業した。客は20代、30代の男性が大半で「毎日のように来る常連もいる」としている。
欧米に匹敵するような品質の高いゲームを国産で開発するのが困難なため、館内で限定的に利用を認めている可能性がある。










