横田めぐみさん=失踪当時(13)=が北朝鮮に拉致されてから48年となった15日、問題の早期解決を願う「忘れるな拉致 県民集会」が新潟市で開かれた。母早紀江さん(89)がオンライン参加し「どんなところにいるのか、いつも思いながら暮らしている。みんなで力を合わせて解決してほしい」と訴えた。
木原稔官房長官はあいさつで、拉致問題は高市内閣の最重要課題と位置づけ、解決には一刻の猶予もないとし「あらゆる手段を尽くして取り組む」と述べた。
2002年に帰国した被害者の曽我ひとみさん(66)は、共に拉致された母ミヨシさん=失踪当時(46)=を思い「本当にもう一度母に会えるんだろうかと思うこともある。でも私は絶対に諦めない」と声を振り絞った。ミヨシさんは帰国できないまま、12月に94歳を迎える。
集会は新潟日報社などが主催し、約700人が集まった。被害者家族や支援団体は、問題解決を求める署名4万2507筆を木原氏に手渡した。署名は昨年11月の集会からの1年で集めた。





