【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は15日、国営原子力企業エネルゴアトムを巡る巨額汚職事件を受け、国営エネルギー企業の再編に着手するようスビリデンコ首相に指示した。財務の監査と経営陣の刷新により、不正防止と透明性向上を図る狙い。
ゼレンスキー氏はエネルゴアトムについて、専門的な監査役会を設立する必要があると主張。水力発電会社ウクルハイドロエネルゴやナフトガスに対しても、経営刷新を求め「エネルギー分野における透明性確保は最優先事項だ」と強調した。
国家汚職対策局(NABU)は10日、エネルゴアトムの契約に絡む約1億ドル(約154億円)規模の汚職事件の強制捜査に着手した。





