沖縄県南城市議会は17日の臨時議会で、職員へのセクハラを認定された古謝景春市長(70)に対する2度目の不信任決議を賛成多数で可決した。古謝氏は17日で失職した。市選挙管理委員会は市長選を12月14日告示、21日投開票とする日程を決めた。議会を欠席した古謝氏はこれに先立ち、副市長を通じて市議会議長宛ての辞職届を提出したが、議会側は議題として扱わず承認しなかった。
古謝氏は今月19日に記者会見し、今後の対応について説明する方針だ。不信任決議は、セクハラを否定する古謝氏の言動により「悪質極まりない被害者への二次被害、市民の分断」が加速していると指摘し、古謝氏を「公人失格」と非難。「被害者救済は一刻の猶予も許されない」と強調した。
安谷屋正議長は被害者救済に関し、記者団に「組織的な問題もある。しっかり話し合いながら改善につなげたい」と述べた。
市議会は9月、古謝氏への不信任決議を可決。これに対抗する形で古謝氏が議会を解散したことに伴う市議選が今月9日に行われた。









