老朽化や経営悪化のため大規模改修していた茨城県植物園(同県那珂市)が29日に「ザ・ボタニカルリゾート林音」としてリニューアルオープンするのを前に27日、内覧会が開かれた。園内にグランピング用のテントやコテージなど計45棟の宿泊施設を新設。国内でも類を見ない「泊まれる体験型植物園」をコンセプトに定着を目指す。

 1981年に開園。県によると、95年度のピーク時には年間約23万8千人が来場したが、近年は低迷し、老朽化による運営費の増大も課題だった。2024年1月に管理や運営を特別目的会社に委託するなどの方針を決定し、同年秋から大規模な改修工事を始めた。