27日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=156円台前半で取引された。

 午後5時現在は前日比27銭円高ドル安の1ドル=156円10〜12銭。ユーロは13銭円高ユーロ安の1ユーロ=180円94〜98銭。

 米連邦準備制度理事会(FRB)が追加利下げに踏み切るとの観測が根強く、日米金利差の縮小が意識され、円を買ってドルを売る動きが優勢となった。

 市場では「日銀の野口旭審議委員の講演は、外為市場ではさほど材料視されなかった」(外為ブローカー)との声があった。