【パリ共同】フランスのマクロン大統領は27日、18〜19歳の若者を中心に志願による新たな兵役制度を来夏から導入すると表明した。期間は10カ月で、来夏は3千人、2030年に1万人、35年には5万人を募る目標を掲げる。国内のみで活動するとしている。フランスメディアが伝えた。高まるロシアの脅威に対抗し、軍を強化する狙い。

 欧州では、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化を受け、廃止した徴兵制を復活させたり、女性を対象に加えるなど既存の制度を強化したりする動きが加速している。