ライトアップの試験点灯で、美しく照らし出された紅葉。初開催ながら、多くの来場者が訪れた=14日、多治見市虎渓山町、虎渓山永保寺
境内への動線を照らす陶製の灯籠を作製する多治見青年会議所のメンバーら=10月、多治見市小田町

 各地で週末を中心に、紅葉狩りを楽しむ行楽客でにぎわっている。普段は観光地として知名度の低い場所でも、季節限定の地域活性化の切り札になっている。その裏では、駐車場の警備や散策道の美化など地元の負担が大きく、高齢化などでイベント化を諦めるケースも目立つ。一方、若い世代を中心にデジタル発信や外部資金を活用する新しい形での運営を模索する動きも台頭している。岐阜県東濃地域での新旧二つの紅葉ライトアップに着目し、地域発の持続可能なイベントの在り方を探った。

 紅葉が光で照らされ、池の水面に美しく映える「逆さもみじ」で知られた、土岐市曽木の曽木公園のライトアップ。地域住民が運営主体となり、2002年には23日間で延べ7万5千人が訪れるほど人気を集めた。

 だが原動力だった地域力は年々低下。曽木町の人口は1999年の約1100人から2023年には約800人へ減少し、実行委の平均年齢は...