【サンパウロ共同】ペルー中部セロアスルで2日、来年4月の大統領選への立候補を目指している人民自由党のラファエル・ベラウンデ党首が乗った車に対し、バイクに乗った2人組が銃を数発撃って逃走した。警察によると、けがはなかった。警察が行方を追っている。

 ベラウンデ氏は1960年代と80年代に大統領を務めた故フェルナンド・ベラウンデ氏の孫で、2020年7〜8月にはエネルギー・鉱山相を務めていた。

 同党は23年にペルー出身のノーベル文学賞作家、故マリオ・バルガス・リョサ氏が入党したことでも知られる中道右派政党。事件を受け、選挙管理当局は「政治指導者に対する攻撃を強く非難する」との声明を発表した。