「地域未来戦略本部事務局」の看板をかける黄川田地方創生相(右)ら=4日午後、東京・永田町

 政府は4日、地域経済の活性化に向け、高市早苗首相をトップとする「地域未来戦略本部」の初会合を官邸で開いた。地域に大規模な投資が期待できる半導体や人工知能(AI)などを念頭に、全国各地に産業クラスター(集積)を形成する方策などを議論。産業用地の確保を促す規制緩和も進める。来年5月をめどに政策パッケージをまとめる。

 高市首相は会合で「地域ごとのクラスターを全国各地に形成し、地方から日本を成長軌道に押し上げていく」と述べた。

 念頭に置くのは、半導体やAIのほか、造船、航空・宇宙など、関連産業への波及が見込める分野。産業集積に向けた計画を地域ごとに作る。