デンソー×大垣ミナモSC=7回裏大垣ミナモ2死満塁、サヨナラ打を放った二見(23)を迎え入れ、歓喜の輪をつくる大垣ミナモの選手=大垣北公園

 ソフトボール女子のJDリーグ第2節第2日、最終日は10、11の両日、大垣北公園野球場で開かれた大垣ラウンド(岐阜新聞社、岐阜放送後援)などで計9試合が行われた。10日の第2日、大垣ミナモSCはデンソー(愛知)に7-6でサヨナラ勝ちし、ホーム初勝利をつかんだ。

 大垣ミナモは一回に先頭打者本塁打などで3点を先取される苦しい立ち上がり。2-6の五回、内田小百合(大垣西濃信用金庫)の犠飛で1点を返すと、3番手エレン・ロバーツ(西濃運輸)が2回2/3を無安打に抑える好投を見せた。3点を追う七回、内田や須藤麻里子(神鋼造機)の適時打で2点を奪うと、最後は二見亜希(サンメッセ)の右前打に敵失が重なって走者2人がかえり、試合を決めた。

 次戦は第3節第1日の16日、静岡県の掛川市いこいの広場野球場で太陽誘電(群馬)と対戦する。

◆諦めずつなぐ、全員が強く意識

 大垣ミナモSC全員の最後まで諦めない気持ちが、相手エースを攻略し、地元大垣でサヨナラ勝ちという最高の結末をもたらした。3-6の七回、1点差まで迫ると、2死満塁で二見亜希の放った打球は周囲の願いが届いたかのように右前に落ちた。走者2人がかえり、劇的なサヨナラ勝ち。グラウンドには、ホーム初勝利に喜ぶ選手たちの歓喜の輪が広がった。

 一回から、強打のデンソーの猛攻を受けた。初球先頭打者本塁打などで3失点。四回にも2点を失った。それでも、誰一人下を向くことはなかった。主将の須藤麻里子は「1点ずつ焦らず返していこうと前を向いた」。四回に2点、五回に1点を返し、少しずつ相手に迫った。

 最終回の七回の攻撃は、全員のつなぐ気持ちが強く表れた。死球や内野安打で好機をつくり、4番の内田小百合が適時打。ここで相手はエースで、リーグでも際立つ速球派のカーリー・フーバーがマウンドへ。

 最初の打者はファウルで粘った末に三振したが、死球で好機を広げ、2死満塁で打席には須藤。小飛球が遊撃手の前に落ちて内野安打となり、走者1人がかえった。そして二見。内角の速球を振り抜くと、詰まりながらも右飛になりそうな打球が、右翼手の前に落ちた。「落ちろ、落ちろと思って必死に走った」と二見。速球に押されながらも振り切ったことが結果につながった。「きれいなヒットではなかったが、みんなの気持ち、応援の力が打球に乗った」と笑顔を見せた。

 最終回に驚異の粘りを見せた大垣ミナモ。「後ろにつなぐ強い気持ちで打席に立った」と内田が語るように、つなぐ意識の強さが貴重な1勝を呼び込んだ。望月孝雄監督も「しぶとく、諦めずにつないだ結果」とうなずく。点差が開いても追い付き、逆転する力が今季の大垣ミナモにはある。次戦も成長の証を勝利という形で示す。