岐阜新聞スポーツ賞の賞状を受け取った村瀬心椛選手=1日午後2時9分、岐阜新聞本社
銅メダル獲得の喜びを語る村瀬心椛選手=1日午後2時12分、岐阜新聞本社

 北京冬季五輪のスノーボード女子ビッグエア銅メダリストの村瀬心椛(ここも)選手(17)=ムラサキスポーツ、岐阜第一高=が1日、岐阜新聞本社で単独インタビューに応じた。幼い頃からの夢だった五輪でメダルを獲得し、県民に勇気を与えた村瀬選手。「自分の滑りで勇気を持ってもらえればと思っていた。同世代の人たちに諦めずに夢に向かって一緒に頑張ろうと伝えたい」と語った。

かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」

 冬季五輪の日本女子最年少メダリストとなった。「実感はなかったが、大勢の人から『おめでとう』と言ってもらい、実感が湧いた。今まで練習してきたことは無駄ではなかった」と振り返った。

 五輪では高校の先輩、フリースタイルスキー男子モーグルの堀島行真選手(24)=トヨタ自動車=が今大会日本勢初メダルとなる銅メダルを獲得した。「自分も取らないと、と正直プレッシャーを感じていた」と当時の心境を打ち明けた。

 友人らからは「次は心椛でしょ」という激励のメッセージをもらったが、最初の種目、スロープスタイルでは10位。それでもビッグエアでは「気持ちを切り替え、今まで練習してきたことを思い出して試合に臨んだ」という。

 2018年の冬、米国で練習中に右膝を骨折する大けがをして、現在も痛みは残る。4年後のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪での金メダル獲得に向け「まだ右足の筋肉が足りない状態。今後はトレーニングをもっと増やして筋力を上げたい」と克服すべき課題を挙げた。

 これまでスノーボード漬けの毎日だった。「友達と遊びに行けていない。新型コロナが落ち着いたら旅行に行きたい」と目を輝かせた。本社ロビーでは拍手で祝福を受けた。「多くの人に集まっていただき、うれしかった。岐阜の皆さんが応援してくれているんだなと実感し、感謝しかない」と語る表情に自然と笑みがこぼれた。

 岐阜新聞・岐阜放送は1日、村瀬選手に「岐阜新聞スポーツ賞」を贈った。