中国東方航空、C919の上海-蘭州路線での運航を開始 

 

AsiaNet 201308 (0324)

 

【上海2025年12月12日新華社=共同通信JBN】12月1日午前11時8分、中国東方航空(China Eastern Airlines)のMU9179便が標高1948.7メートル(6394フィート)に位置する蘭州中川国際空港(Lanzhou Zhongchuan International Airport)に順調に着陸しました。この着陸により、中国初の国産大型旅客機C919による上海–蘭州路線の定期便商業運航が正式に開始されました。また、中国東方航空がC919を高地空港に飛行させたのは今回が初めてです。

 

12月1日から、中国東方航空のC919型機は上海虹橋–蘭州路線で毎日1往復の運航を開始しました。具体的な運航情報は以下の通りです。往路MU9179便は上海虹橋を午前8時に出発し、蘭州に午前11時15分に到着、復路MU9180便は蘭州を午後0時15分に出発し、上海虹橋に午後2時50分に戻ります。

 

C919の蘭州への初便は、中国東方航空が国産機の運航ネットワークを拡大するための重要な取り組みを示しています。蘭州は中国西部における交通の要衝であり、貿易、商業、文化の中心地でもあります。C919の蘭州への定期運航は、乗客に国産ジェット旅客機に搭乗する機会を提供するだけでなく、中国西部における対外開放の加速と産業高度化の推進に新たな原動力を注ぎ込みます。

 

中国東方航空の関係者は、「C919の蘭州への初便の成功は、一方で同機の運航ネットワークを中国西北部の重要な交通拠点へと拡大し、国産機のより包括的な運航ネットワークを構築しました。他方で、ネットワークの拡大によりC919のさらなる飛行データが蓄積され、性能を継続的に向上させるための堅固な基盤が築かれました」と述べました。

 

現在、中国東方航空は13機のC919型機を運航し、上海、北京、香港、成都、西安、蘭州など13都市・15路線に就航しています。これにより、「東西をつなぎ、南北を結ぶ」商業運航パターンが確立されました。2023年5月28日の初の商業運航以来、中国東方航空のC919機隊は累計約4万3000時間の安全飛行を達成し、1万7000便以上の商業便を運航、245万人以上の旅客を輸送し、平均搭乗率は85%を超えています。

 

 

ソース:China Eastern Airlines