斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発者情報漏えい問題を巡る知事給与減額条例改正案について、県議会は12日の定例会本会議で、採決を見送った6月と9月に続き継続審議とした。斎藤氏は減給理由を明記した修正案で理解を求めたが、「内容は変わっていない」との発言に最大会派自民党が反発し賛成方針を撤回。複数会派が同調し、議案は3度目の不成立となった。
この問題では第三者委員会が元総務部長による県議3人への漏えいを認定。斎藤氏らが指示した可能性を指摘した。斎藤氏は関与を否定した上で給与を50%、3カ月減額する条例改正案を6月議会に提出。主要会派は「問題の幕引きになりかねない」と懸念し、採決を避けてきた経緯がある。












