千葉県成田市の成田山新勝寺で13日、新年に備えて1年間の汚れを落とす、すす払いが行われた。江戸時代から続くとされる師走恒例の行事で、作務衣や黒衣をまとった僧侶や職員計約40人が黙々と仏像や本堂を清めた。
夜明け前の午前5時半ごろから、広さ296畳の本堂に集まった僧侶らが、本尊の不動明王像などを丁寧にはけで払い、仏具や仏器を布で磨いた。その後、長さ約8メートルの「ササ竹」を左右にゆっくりと振り、本堂の欄間や軒下のほこりを落とした。
2026年の正月三が日の参拝者数は、平年並みの300万人程度を見込む。










