男性2人に海に入るようそそのかし自殺させたとして、自殺教唆などの罪に問われた自称占い師で会社役員浜田淑恵被告(63)=大阪府河内長野市=の初公判が17日、大阪地裁(辛島明裁判長)で開かれた。弁護側は、被告は当時心神喪失状態で刑事責任能力はなかったとして無罪を主張した。
起訴状などによると、被告は自身に「創造主」である神が降臨していると主張。2020年7月31日ごろ、信奉者だったいずれも神戸市北区の会社員寺本浩平さん=当時(66)=と、アルバイト米田一郎さん=当時(51)=に「お互いにコードでつないで入水する」と言って自殺を決意させ、同8月ごろ、和歌山県の海で入水自殺させたなどとしている。







