森ビル(東京)のシンクタンク、森記念財団が17日発表した2025年の世界主要48都市の総合力ランキングで、東京が米ニューヨークを抜き初の2位に浮上した。円安を背景に訪日客が増え、観光面の充実が評価された。13年間2位だったニューヨークは物価高騰が足を引っ張った。上位5都市の順位が変動したのは9年ぶり。1位は英ロンドンだった。
ランキングは主に各国の統計を基に「経済」や「研究・開発」といった6分野の72指標で評価。国内では大阪が35位から18位に上昇した。大阪・関西万博を機に訪日客が拡大し、国内総生産(GDP)成長率も大きく伸びた。福岡も順位を二つ上げ40位となった。





