1〜11月に日本を訪れた外国人客が推計3906万5600人となり、通年で過去最多だった2024年の3687万148人を更新した。政府観光局が17日発表した。円安傾向を受け、アジアや欧米など幅広い国・地域から増え、年間初の4千万人突破が確実な情勢だ。増加に伴うオーバーツーリズム(観光公害)対策が課題となる。11月に中国から訪れたのは56万2600人で、前年同月比3・0%の微増。日中関係悪化が影響し、伸び率は10月の22・8%から落ち込んだ。
台湾有事を巡る高市早苗首相の国会答弁に反発する形で中国政府は11月14日、日本への渡航自粛を国民に要請。航空便の欠航や宿泊のキャンセルが各地で相次いでおり、今後、前年同月比でマイナスに転じる可能性がある。






