笠松競馬(羽島郡笠松町)を運営する県地方競馬組合の議会は17日、県議会棟で定例会を開き、2024年度一般会計決算など7議案を可決、認定した。組合は放馬対策のために進めている厩舎(きゅうしゃ)集約について、地盤改良工事を追加するため完了時期が27年夏にずれ込むことを報告した。
認定した決算では、ネット馬券の販売好調などで1日の平均販売収入が過去最高の5億567万円に。実質収支は7459万円の黒字となった。ほかに放馬対策として馬道に配置する職員の業務委託料など20億4337万円の本年度一般会計補正予算案を可決した。
厩舎集約では競馬場東側の建設予定地で地盤調査を行ったところ、川沿いのため液状化リスクが高いことが分かり、地盤改良工事を追加する。27年春としていた完了が数カ月遅れるとした。
(安井真由子)









