【ブリュッセル共同】欧州中央銀行(ECB)は18日の理事会で、政策金利として重視する中銀預金金利を2・0%に維持すると決めた。ユーロ圏の物価安定を踏まえた。金利据え置きは4会合連続。
ECBは2%のインフレ目標を掲げる。ユーロ圏の11月の物価上昇率(改定値)は前年同月比2・1%だった。最近は2%前後で推移しており、市場では当面、ECBが金利を維持するとの見方が広がっている。
ECBのラガルド総裁は18日の記者会見で、厳しい通商環境が「来年にかけて経済成長の足かせになり続ける」と懸念を示した。一方、防衛分野などへの大規模な政府支出は経済を支えると指摘した。






