本紙連載小説「サチコ」は26日で終了し、早見俊さん=岐阜市出身=による「土岐の碑(いしぶみ)」が始まります。今年6月まで連載した「土岐鷹(たか)の夢」に続く「土岐シリーズ」。本編の歴史背景を解説するプロローグが27~31日、本編は来年1月1日にスタートします。
スマホ見せてグルメ・買い物お得に 岐阜新聞デジタルクーポン時は鎌倉、室町時代で、主人公は土岐頼貞(よりさだ)、頼遠(よりとお)、頼康(よりやす)の3人。中でも勇猛果敢で“婆娑羅(ばさら)大名”の異名を持つ頼遠が活躍します。後醍醐(ごだいご)天皇による倒幕計画「正中の変」から始まり、鎌倉幕府滅亡、建武の新政、南北朝の争乱を、土岐氏の隆盛とともに描きます。
早見さんは1961年岐阜市生まれ。作品に「うつけ世に立つ 岐阜信長譜」「ふたりの本多」などがあります。物語の原案として土岐一族に関する歴史研究グループ「美濃源氏フォーラム」理事長の井澤康樹さん、本編の挿絵は、愛知県犬山市の曇天風雷鬼(どんてんふうらいき)さんです。
◆早見俊さん作
土岐頼貞、頼遠、頼康および彼らが生きた時代と群像を描きます。鎌倉幕府滅亡、建武の新政、南北朝争乱と続く混沌(こんとん)の時代。土岐氏の視点に立った、いわば「土岐版太平記」を楽しんでいただければ、と思います。










