【クアラルンプール共同】国境地帯で武力衝突を続けるタイとカンボジアは22日、両国の軍高官が24日に攻撃停止に向けて会談することで合意した。東南アジア諸国連合(ASEAN)が22日、マレーシアの首都クアラルンプールで緊張緩和に向けた特別外相会議を開いた後、マレーシアの仲介で3者協議を行って決めた。タイ政府が明らかにした。

 ASEAN外交筋によると、特別外相会議では23日午前0時からの衝突停止を提案したカンボジアに対し、タイは10月の和平合意を順守すべきだと主張し、応酬となった。これを受け、ASEAN議長国のマレーシアが打開に動いた。