JR東海は22日、東京都品川区で10月にリニア中央新幹線トンネル工事現場上の区道が隆起した問題で、大型掘削機(シールドマシン)内部の空気が漏れ出て地表に到達し、道路が盛り上がったとの推定原因を発表した。空気を抜く頻度や量が不十分だった。来年2月に住民向け説明会を実施してから掘削を再開する予定。
JR東海によると、トンネルを掘る際に土砂に混ぜる気泡剤から発生した空気が、一部漏れ出た可能性がある。空気が地中の隙間や、電線などがある地下設備周辺の砂を通過したとみられる。
施工管理が不十分だったとして、今後は掘削機内の空気抜きを十分に行い、内部の圧力を適切に保つなどの再発防止策を講じる。










