【ナイロビ共同】ナイジェリア西部ナイジャ州で11月、武装集団がカトリック系寄宿学校を襲撃して子どもや教師が拉致された事件で、州知事は22日、全員が解放されたと明らかにした。AP通信が23日伝えた。ナイジェリアでは身代金目的とみられる誘拐が相次いでいる。

 事件では当初、子どもと教師計300人以上が拉致されたと報じられた。12月上旬までに約150人が脱出したり解放されたりした。欧米メディアによると、襲撃中に数十人が逃げていたことが新たに判明。21日に最後の130人が解放され、ナイジェリア政府は残る人質はいないとしている。