岐阜新聞社が選ぶ！２０２５年県内ニュースランキング　３位はクマ被害、２位は夏の甲子園…１位は？

　１０月１８～２１日、県内全市町村を舞台に「第３７回全国健康福祉祭ぎふ大会」（ねんりんピック岐阜２０２５）が行われた。全国から“最強シニア”が集結。スポーツや文化交流を通じて、笑顔と健康長寿の輪を広げた。６０歳以上が対象の３１種目に加え、年齢や障害の有無にかかわらず参加できる今大会独自開催の軽スポーツやレクリエーション２５種目も実施され、約６０万人の大交流が実現した。

　８月、兵庫県明石市の明石トーカロ球場で行われた第７０回全国高校軟式野球選手権大会で、中京が硬式・軟式通じて史上初となる大会４連覇を成し遂げた。あべの翔学（大阪）との決勝では、１点を追う九回裏２死から劇的な逆転サヨナラ勝ち。王者の底力を見せつけ、大会最多記録を更新する１４度目の栄冠に輝いた。金字塔を打ち立てたナインが次に見据えるのは、来年夏の５連覇だ。

　７月２０日投開票の第２７回参院選は、自民、公明両党で計４７議席の獲得にとどまり、非改選を合わせ参院全体の過半数を割った。「政治とカネ」の問題で与党に強い逆風が吹く中、新人６人による激戦となった岐阜選挙区（改選数１）を制したのは自民の若井敦子さん。猛追する立憲民主、参政の両候補を振り切り、改選１人区となった２０１３年以降、自民が独占してきた議席を死守した。

　江崎禎英知事が７月の県議会一般質問で、岐阜市中心部の活性化策としてＬＲＴ（次世代型路面電車）構想を打ち出した。公約には掲げておらず突如打ち出す形となり、期待の声がある一方、岐阜市の柴橋正直市長をはじめ事業費の確保や採算面で課題を指摘する声もある。県は本年度末を目標に、関係機関で構成する検討組織を構築するとしており、今後の議論に注目が集まる。