秀長や半兵衛のグッズの構想を練る清水健一さん=不破郡垂井町綾戸、垂井日之出印刷所
「大垣市をアピールする絶好の機会」と意気込む大橋儒一主幹=大垣市郭町、大垣城
過去の大河ドラマで使用された甲冑=不破郡関ケ原町関ケ原、岐阜関ケ原古戦場記念館

 豊臣秀吉の弟である豊臣秀長を主人公にしたNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の放送を控え、墨俣一夜城など戦国時代の史跡が残る岐阜県西濃地域で注目が集まっている。地域の歴史や史跡に関心を持つきっかけにしてもらおうと、地元では企画展や関連グッズの準備が進められている。関係者は「これを機に多くの人に訪れてもらえれば」と期待する。

 ドラマは来年1月4日にスタートし、毎週日曜日午後8時から放送される。序盤は墨俣一夜城の築城とともに、織田信長が今川義元を討ち取った「桶狭間の戦い」や、秀吉が朝倉軍からの猛攻をしのぐ殿(しんがり)を務めた「金ケ崎の退き口」が見どころになりそうだ。

 大垣市では、秀吉が美濃攻めの際に築き、出世の足がかりにしたとされる墨俣一夜城や、秀長が城主を一時務めたという大垣城で企画展を開催する予定。大河ドラマに合わせて...