新年を迎えるに当たり、干支であるうまの伝統工芸品を見られる天皇ご一家=2025年12月23日、皇居・御所(宮内庁提供)

 天皇ご一家は1日、新年を迎えられた。天皇陛下は宮内庁を通じて感想を公表し「新しい年が、わが国と世界の人々にとって、希望を持って歩んでいくことのできる良い年となることを祈る」とつづった。

 昨年の戦後80年に際し「平和の尊さに改めて思いを致すとともに、語り継いでいくことの大切さを心に刻んだ」と記した。一方、世界各地の戦争や紛争で多くの命が失われている現状に心を痛め「平和な世界を築いていくために、人々が対話を重ねながらお互いの理解に努め、協力していく大切さを感じる」と続けた。