レアアースの中国依存低減に向けた日本の主な取り組み

 政府は、先進7カ国(G7)と資源国が米ワシントンで12日開催するレアアース(希土類)など重要鉱物に関する財務相会合で、中国依存から脱却する取り組みを共有する。レアアースを経済的威圧に利用する中国への依存度を低減する方向でG7や資源国と連携を確認。サプライチェーン(供給網)強化につなげたい考えだ。政府関係者が11日明らかにした。

 ロイター通信によると、財務相会合にはG7各国のほかオーストラリアが参加。インドも招待されている。片山さつき財務相は9日の記者会見で「日本は中国以外にリスクヘッジした経験がある」と述べ、日本の知見を紹介するよう期待されていると説明した。

 日本は2010年に沖縄県・尖閣諸島周辺で起きた海上保安庁の巡視船と中国漁船の衝突事件後、中国が輸出を制限したのを機に官民を挙げて取り組んだ。経済産業省によると、レアアース全体の輸入に占める中国の割合を09年の85%から20年に58%まで引き下げた。

 レアアースは電気自動車(EV)のモーターや半導体などに不可欠な重要物資。