NASAが公開した、宇宙船オリオンを搭載した巨大ロケット「SLS」=17日、米フロリダ州のケネディ宇宙センター(共同)

 【ケープカナベラル共同】米航空宇宙局(NASA)は17日、人類初の月面着陸を果たしたアポロ計画から半世紀ぶりとなる有人月周回飛行へ向け、宇宙船オリオンを搭載した巨大ロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」を米南部フロリダ州のケネディ宇宙センターで公開した。打ち上げ準備は最終段階で、条件が整えば2月6日にも打ち上げる。

 米国が主導する国際月探査「アルテミス計画」の一環。計画では日本人飛行士が2回、月面着陸する予定だ。

 搭乗するのはリード・ワイズマン氏らNASAとカナダ宇宙庁の飛行士計4人。10日間の旅で、月面には着陸せず、月の裏側を周回して地球に帰還する。月周辺の厳しい環境下で宇宙船が設計通り作動するか確認するのが狙いだ。アポロ13号が記録した、人類が到達した地球から最も遠い地点である約40万キロを更新する見通し。

 この飛行を経て、NASAは1972年のアポロ17号以来となる月面着陸を2028年までに実施する計画だ。