小麦を収穫する農家=2025年7月24日、ウクライナ南部ヘルソン州(ロイター=共同)

 【キーウ共同】ウクライナ対外情報局は17日、ロシアが2022年に一方的に併合を宣言したウクライナ東部・南部4州産などの穀物を「ロシア産」として中東やアジアに輸出していると発表した。25年の輸出量は200万トン以上で、ロシア南部の港で貨物を別の船に積み替える手口で原産地を隠蔽しているという。

 ウクライナ政府はロシア占領地産の穀物の持ち出しは窃盗だと非難。関与した船舶の特定を進め、取引業者に制裁を科す必要があると主張した。

 対外情報局によると、25年下半期の輸出先で最も多かったのは約49万トンのエジプトで、約25万トンのバングラデシュが続いた。トルコやシリア、レバノンのほか、サウジアラビアなどにも流入している。