安倍元首相が銃撃された事件の判決公判が開かれた奈良地裁の法廷=21日午前(代表撮影)

 判決主文を微動だにせず聞き入った。奈良地裁で開かれた安倍晋三元首相銃撃事件の判決。「被告人を無期懲役に処す」。山上徹也被告(45)は表情を変えず、言い渡した裁判長に一礼した。

 山上被告は午後1時25分ごろ、傍聴の約70席が全て埋まった101号法廷に入った。昨年10月の初公判から変わらず、白髪交じりの長髪を無造作に後ろで束ねた姿。弁護人の横に着席すると、眉間にしわを寄せて手元の資料を眺めた。

 午後1時半ごろ開廷し、被告は証言台に移動。裁判長が「山上徹也被告ですね」と尋ねると、小さな声で「はい」と答えた。主文の後は、判決理由の読み上げが約1時間15分間続いた。