少子化や大学入試改革で今、高校を取り巻く環境は大きく変化しています。岐阜新聞デジタルは各校の校長らトップにインタビュー。今回は益田清風高校の小田雅人校長(59)です。下呂市内唯一の高校、その役割を小田校長は「国を動かす人材から地域を支える人材までを育てること」と言います。少子化が進むエリアで生徒の進路実現だけでなく、地域の持続可能性についても役割を果たそうとする同校の取り組みを聞きました。(岐阜新聞デジタル独自記事です)
益田清風高校 所在地は下呂市萩原町萩原。県立全日制高校。普通科、総合学科、ビジネス情報科がある。2026年度の定員は合計200人。愛称は「せいふう」。
―益田清風高校の特徴は。
本校は2005年に益田南高校と益田高校が統合して誕生した。下呂市唯一の高校として地域を支える人材を育成している。スクール・ミッションとして「多様な学びの選択が可能な下呂市唯一の高校として、地域と連携した探究的な学びを通して、挑戦し続ける心と、自ら考え行動し地域社会に貢献できる力の育成を目指す学校」を掲げている。
本校の役目は、国を動かす人材から地域の消防団やお祭りを継承する人材までを育てることだ。
おだ・まさと 下呂市出身、教科は保健体育。飛騨高山高校定時制教頭、同校全日制教頭、益田清風高校教頭、飛騨高山高校定時制通信制副校長を経て2024年度から現職。益田清風高校前身の益田高校出身。20代後半で教員になる前はイタリア系外資企業の会社員だった。
前身を含め、本校の卒業生には東京地検特捜部長やプロ野球のコミッショナーを務めた熊崎勝彦さん(故人、下呂市出身)や法務事務次官の森本宏さん、自動車大手スズキ元会長の鈴木修さん(故人)がいる。「義足のプロダンサー」として世界で活動する大前光市さん、漫画家のくさかべゆうへいさんらが活躍している。一方、多くの卒業生が地域で活躍している。
―定員割れが続いている。
下呂市内から入学する生徒が減っている。工業科や農業科がないのでしかたない一面もあるが、学校の周囲にお店が少ないことや下呂市も広いので北部は高山市、南部は美濃加茂市の高校に行く生徒が少なからずいる。ただ、本校は...









