金融政策決定会合に臨む日銀の植田総裁(中央)ら=23日午前

 日銀は23日、金融政策決定会合を開き、昨年12月の前回会合で0・5%程度から0・75%程度に引き上げた政策金利を据え置くことを決めた。企業活動や家計への影響を見極める。2025、26年度の実質国内総生産(GDP)成長率の予測は引き上げた。米国の高関税政策の影響縮小や高市政権が打ち出す経済対策の効果を反映した。

 物価見通しは26年度を上方修正した。植田和男総裁が午後に記者会見し、決定内容を説明する。昨年12月の利上げ後も外国為替市場で円安ドル高が進み、物価上振れの懸念は根強い。次の利上げ時期に市場の関心が高まっている。

 会合後、政策委員らによる25〜27年度のGDP成長率と物価予測をまとめた「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」を公表した。25年度のGDP成長率見通しを昨年10月に示した前年度比0・7%から0・9%に上方修正。26年度は0・7%から1・0%に引き上げた。27年度は1・0%から0・8%に引き下げた。

 物価に関しては、26年度の生鮮食品を除く消費者物価上昇率の見通しを1・9%に上方修正した。