東京電力ホールディングスの労働組合が2026年春闘で、全社員の年収水準を5%引き上げるよう会社側に求める執行部案を固めたことが23日分かった。長引く物価高を理由に昨年要求の4%から上積みする。柏崎刈羽原発6号機(新潟県)の再稼働に向けた取り組みや福島第1原発の廃炉作業への貢献をアピールする。
組合員に執行部案を示し、2月中旬に正式決定する。労使交渉を経て3月の妥結を目指す。
東電は福島第1原発事故後、社員の年収を20%下げたが、段階的に削減幅を縮小。25年春闘では会社側が満額回答を見送り、3・9%の引き上げで妥結した。
東電は廃炉関連の損失計上により、26年3月期連結純損益は巨額赤字に転換する公算が大きい。






