高市早苗首相の台湾有事を巡る発言後、高市氏の祖父は中国侵略時の日本兵だったとする偽情報が、台湾の交流サイト(SNS)上で拡散していることが24日、ファクトチェックをしている台湾の民間非営利団体への取材で分かった。名前が間違っており写真も関係ないとして注意を呼びかけている。高市事務所も共同通信の取材に「祖父の名前は違い、日本兵だった事実はない」と答えた。
SNSなどの偽情報を調査している「台湾ファクトチェックセンター」によると、発信元は計21アカウントで、うち13は中国のものとみられるという。約7万件表示された投稿もあった。担当者は「日本への憎悪をあおり、台湾と日本の関係を悪化させようとしている」と分析している。
これらの投稿には、高市氏の祖父の名前は「高市早雄」で、旧日本軍の少佐だったと記載。名前と併せて、刀を持ち、中国人をひざまずかせている写真が添付してあった。
同センターが調べた結果、祖父の名前は「正亨」で事実と異なる上、写真は出版物から引用されたものだと判明した。(台北共同)






