冬の伝統行事「若草山焼き」が24日、奈良市で開かれ、だいだい色の炎が若草山の山肌を燃やし、夜空を彩った。点火の直前には約600発の花火が打ち上げられた。

 春日大社でもらい受けた御神火と呼ばれる種火を、消防団員約300人がほら貝などの合図を受けて午後6時半ごろ一斉に点火した。

 県によると山焼きが現在の形となったのは1900年で、若草山にある鶯塚古墳の被葬者を鎮魂するために始まったとの説があり、現在は防火や平和への願いを込めて行われている。

 雑踏事故などを防ぐため、県は今年から観覧エリアを一部有料化した。