リュージュ男子1人乗りの公式練習で滑走するウクライナのアントン・ドゥカチ==コルティナダンペッツォ(共同)

 【コルティナダンペッツォ共同】リュージュ男子1人乗りのアントン・ドゥカチ(ウクライナ)が4日、試合会場で初の公式練習に臨んだ。「われわれの国がいまだに戦い、健在だと示す大きなチャンスだ。ウクライナを忘れないでほしい。家を暖める電気がなくとも、国民はパワーを与えてくれている」。ロシアの侵攻が続く母国を代表する誇りを口にした。

 3度目の五輪に挑む30歳。西部リビウ州に住み、2023年12月は自宅がロシアの砲撃を受け「死にかけた」と振り返る。シェルターに避難することもあり、国内のトレーニング施設も被害を受けたというが「戦争で亡くなった友人たちのためにも、戦い続けないといけない」と、汗を流してきた。