【キーウ共同】ウクライナのクレバ副首相は12日、2022年2月のロシアによる侵攻開始以来、ウクライナ全土で鉄道の被害が約2万4千件に上ったと交流サイト(SNS)への投稿で明らかにした。ロシアは無人機を大量に投入し、ウクライナの物流や電力インフラを集中的に攻撃している。
クレバ氏によると、今年に入ってからの鉄道施設や車両への攻撃は266件に上った。侵攻開始以降に空路は閉ざされ、海路の利用も制約されている。鉄道輸送が国内外の物流の一翼を担っているが、ウクライナメディアによると、攻撃に伴い遅延が頻発している。
厳冬が続く中、発電所や送電設備の被害も相次ぎ、各地で停電が慢性化。日本や欧州諸国は発電機の供与を進めているが、シュミハリ第1副首相兼エネルギー相は「電力供給は依然として厳しい状況だ」と訴えた。
ウクライナ軍のシルスキー総司令官は、既存の防空システムがロシア側の大規模攻撃に対応し切れていないと説明した。発電所などの重要施設防衛に向け、各国からの防空ミサイル供与が不可欠だと指摘した。










