コメ卸大手の木徳神糧の竹内伸夫会長は19日、今年の新米が出回れば赤字覚悟の「処分売り」が起き、店頭価格は下がるだろうとの見方を示した。現状の高値は消費者の理解が得られず「販売が減っている」と指摘。店頭価格が「5キロ3500円くらいであれば、消費者に納得され農家も再生産できる」と強調した。
竹内氏は記者会見で、コメが余っている状態で新米が出れば、価格の高い前年のコメは古米となって店頭価格が下がるとした。
2024年のコメ不足を踏まえ、25年産米は各地で大幅増産となった。備蓄米放出や外国産米の民間輸入も加わり、25年12月末の民間在庫は前年12月末比85万トン増の338万トンまで膨らんでいる。
高値で調達したコメを精米や包装をした上でスーパーに売るため現状で「赤字で販売するわけにはいかない」とも述べた。
木徳神糧が公表した25年12月期連結決算は前期比48・1%増の1761億円。純利益は3・2倍の55億円と過去最高を更新した。相場高騰の中で価格転嫁したことが後押しした。








